富山,北陸,日本海,赤湯の里,料理旅館「きんかい」,TEL:0765(83)1870,FAX:0765(83)2078

宮崎(富山県朝日町)でタラ汁

キモやタラコが驚くほど甘いタラ汁
タラ汁の写真

国道8号を新潟県に向かって走る。
かつての交通の難所、親不知(おやしらず)まであと10キ口という富山県朝日町の宮崎海岸周辺には、冬場にタラ汁を食べさせるドライブインや民宿が数多くある。
「ドライブインきんかい」にも、雪が舞う季節になると、富山県内外からタラ汁を求めて多くの人がやって来る。

素材のタラは、新潟県青海町(おうみまち)の市振港(いちぶりこう)や地元宮崎に揚がった新鮮なスケトウダラ。
具はゴボウとネギだけで、何も加える必要はない。
細身の体に詰まった身や内臓が、みそ汁に強い甘味を与え、それたけで十分にごちそうと呼べる鍋になる。

「キモやタラコの甘さは格別。家族連れが取り合いをするほどです。」
主人の水島胤昭さんは、一本のタラをぶつ切りにしながら、無造作に鍋の中に放り込む。
タラ汁は、素朴さゆえに郷愁をさそう鍋なのである。


(北国新聞社/月刊北国アクタス/No.127,2000年2月号より)